そこで祭司長たちは、イエスのことをいろいろと訴えた。
彼はしえたげられ、苦しめられたけれども、 口を開かなかった。 ほふり場にひかれて行く小羊のように、 また毛を切る者の前に黙っている羊のように、 口を開かなかった。
これを聞いて、ピラトはイエスを許そうと努めた。しかしユダヤ人たちが叫んで言った、「もしこの人を許したなら、あなたはカイザルの味方ではありません。自分を王とするものはすべて、カイザルにそむく者です」。
しかし、イエスはピラトが不思議に思うほどに、もう何もお答えにならなかった。
しかし、祭司長、長老たちが訴えている間、イエスはひと言もお答えにならなかった。
ピラトはイエスに尋ねた、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは、「そのとおりである」とお答えになった。
ピラトはもう一度イエスに尋ねた、「何も答えないのか。見よ、あなたに対してあんなにまで次々に訴えているではないか」。
まことに、わたしは聞かない人のごとく、 議論を口にしない人のようです。